パリの地下に存在する世界最大級の〇〇

 「華の都パリ」といえば誰もが知る世界的観光都市ですが、その都市の地下20m~30m(下水道やパリメトロよりもさらに下層)あたりには広大な地下迷宮が存在しているのです。これはローマ時代に何世紀にもわたり建築物に使用する石材を地下深くで切り出してきた結果誕生したもの、要するに採石場の名残ということです。

 当時は無計画に手当たり次第あちこち堀進めていた為そのトンネルはどのくらいの長さで何処へ向かっているのかなんて誰も把握していませんでした。また、安全性もその当時のことですから意識なんてされていませんので、崩壊してしまっているところもあるようです。これ以上崩壊を増やさないよう補強を行う為、地下迷宮の地図が作られましたが今なお完全な地図は出来ていません。それでも未完成の地図によればパリの地下迷宮は総延長300㎞~500㎞はあると考えられています。単純に東京~名古屋で300km前後、東京~京都で500km前後ですから相当な長さになりますね。

 そんな広大な迷宮の中でピンポイントに連日長蛇の列で賑わっている場所があります、その名はカタコンブ・ド・パリと呼ばれ残念ながら日本では知名度が低い場所のようですが欧米の方達にはかなりの人気スポットとして話題になっています。

連日長蛇の列ができる地下迷宮、一体そこはどんな所なのか?

カタコンブ・ド・パリ

 パリ南部14区の地下を走るパリメトロのダンフェール=ロシュロー駅からすぐ近くにカタコンブ・ド・パリの入り口(下画像)があります。

 プライバシーの問題上、誰も写っていない画像にしてますが、実際には連日長蛇の列で2~3時間待つのは当たり前のようです。

 この入口から130段のらせん階段を降りて行くとそこに姿を表すのは、なんと世界最大級の地下墓地。ここでは約600万体から700万体の遺骨が納められてると言われており、中にはフランスの著名人も含まれているとのことです。一般的にヨーロッパでは地下墓地のことをカタコンベと言いますがフランスではカタコンブと言ってるようですね。

 先ほども述べましたが元々は採石場だったこの迷宮ですが様々な時代背景により18世紀後半、古い採石場をリノベーションして墓地となったのです。この頃から一般公開されていましたが上流階級の貴族だけに限定されていたそうです。

 墓地と聞くと私たち日本人なら整然と並ぶ墓石を想像し、それが地下にあるからといって何故わざわざ行列に並んでまで見たいものなのかと不思議に思いますよね。

でも、墓地とはいうものの墓石が無い墓地だとすればどう思いますか?

「どういうこと? え!まさかの!!」と思ったあなた、そうなんです!

 ここではなんと墓石が無く遺骨がむき出し状態、それも装飾された壁や柱かのようにびっしりといろんな遺骨が積み上げられているのです。画像を見てもらえれば分りますが、日本では考えられない何とも衝撃的な光景を目の当たりにすることでしょう。

*骨の画像が苦手な方は閲覧注意でお願いします

カタコンブ・ド・パリの画像その1

カタコンブ・ド・パリの画像その2

カタコンブ・ド・パリの画像その3

カタコンブ・ド・パリの画像その4

カタコンブ・ド・パリの画像その5

いかがですか?紹介した画像はほんの一部ですがどこを見ても骨・骨・骨なんですよ、想像できますか?

実際に訪れた方の中には最初は怖い・不気味というイメージが強かったけれど、流石に遺骨の数があそこまでいくと不気味を通り越して不思議な気持ちになると感想を述べている方がいました。

行列に並んでいるのはほとんどが欧米の人たちだという感想もよく見ますが、火葬の習慣が無い欧米では人骨を見る機会がほとんどないのでここで見れるのはとても貴重な機会とあって特に欧米の人たちには人気なのでしょうね。

パリへは行けないがカタコンブ・ド・パリを見てみたい方には動画をどうぞ

*苦手な方は閲覧注意でお願いします